駅のホームを
ゴールデンウィークが若干延長気味です
そして、5月病くん、こんにちは。
毎年、この時期になると、とても仲良くなってしまうので一緒に家でごろごろしてることが多いですね。
しかし、去年までは全く5月病くんの言いなりだったけれど、今年は少し違います。
違います。
違うとも!
それを証明するために、
とりあえず、5月病くんを引き連れて街に繰り出すことにしました。電車に間に合うか間に合わないかの瀬戸際だったので急いで支度して、家から走って滑り込み乗車。いやー、空いててよかった。乗った時間帯が少し遅かったので、電車の中には疲れ切った高校生達やのんびりしてるおじいちゃん、おばあちゃん。
そこにお昼寝を超えて妙にテンションが高めな僕。大学とは真反対の電車に乗り込んで、本当にすみませんと心から謝罪しました。
電車で30分強。祖父母の住む街にやってきました。ただ行くあてもなく(いつもそうだけど)来たのでなんとなく歩き回っていると……
とおおっ、懐かしいイオンの看板。なんとなく入ってしまいました。立寄ったイオンは幼稚園のころから祖父に連れられて夜遊びに行ったり、また普通に家族でよく買い物に行ったりしていった場所でした。最近はめっきり減ったけどね。ていうか全くなくなった。両親は仕事で忙しいし、休日は僕がバイトで基本いないからね。
それはそうと、久しぶりにイオンに来た僕はまずゲームセンターへ。さぁさぁ、ムシキングでもやりに行くか5月病くん。あからさまに嫌そうだけど、見るだけ見るだけ。
さて、つきました。他のイオンモールのゲームセンターに比べたらそれはもう小さいのだけど、子供の頃はいっつもここにやってきてはメダルゲームとかカードゲームとかやってたな。
ゲームセンターの構造としては1番左に太鼓の達人が何故か二台並んで備え付けられていて、その奥にトイレが配置してあるという、トイレに入りにくい感じ。その横には数十メートルもないクレーンゲームコーナー。奥には申し訳程度のプリクラ数台にカーレースゲームやシューティングゲーム。道を挟んで手前はガチャガチャとカードゲーム。いや、ここのカードゲームにはお世話になりました。ジャンケンバチンバチンやったり、剣をぶっさしまくったり、カメハ◯波を打ったりと色々お世話になりました。
右に行くと自販機コーナー&休憩スペース。その右はみんな大好きメダルゲーム。
/うん、どうでもいいけど1000字超えてしまいましたね。内容がうっすいので5文字ぐらいで終えようと思ってたのですが、無理でした。/
さて、見て回った見て回った。
いやー楽しかったな。と時計を見ると
あれ、あれれ、10分しか経ってない?!
んー。
子供の頃はここで1時間は余裕で遊んでたのに。
物事を楽しめなくなってるのだろうか。
夜、突然、祖父に手を引かれてイオンに行き、ゲームセンターで遊ぶ。本当は一時間も遊んでない(営業時間と両親が寝てからという条件をかんがえるとそんなに長くは滞在していないはず)けどそんだけのわくわくと楽しさが凝縮されてたのだろうか。
このブログを駅について書きながらそういう結論がでました。
この駅のホームでブログ書くっていうくっさいことも、数十年後思い出して。あぁよかったな、って思えるようになればいいなぁ
そんだけかーい
あ、5月病くんはゲームセンターに置いてきました。
地元散歩
ふと、散歩に出かけることにした。
散歩といっても、本当に地元を歩くことだけの散歩。
天気が良いし、家にいてもまた音楽やゲームで時間を潰してしまいそうだったので
(アプリゲームのイベントが始まってしまったこともあり)
何も考えないで家を飛び出し、気づいたら、駅までの道のりを音楽を適当に流しながら、のんびり歩いていた。
服装も昨日の服がまだ洗濯されていなかったのでそれを着てきた。
昨日、会った人にもし出会ってしまったら笑われてしまいそうだと、少し頭をよぎったけれどまあ、それはそれでいいか、と思った。
行く先を決めていない散歩ほど、自然と行く先は決まるもので知らず知らずのうちにカラオケに向かっていた。
自宅から徒歩で2時間ほど、普通の人なら歩くのを渋る距離だけど幾度となく大学をズル休みしてはカラオケに行っていた僕にとっては慣れたものだった。
(決して褒められたものではないので、一応しっかり単位は取ってること明記しておく)
いつも通り、自動車道を超えて、その道路の右側、新幹線が通る線路が敷いてある陸橋下の右側歩いて向かおうかと思っていたのだけど、自分の冒険心()がそれを許すはずもなく、ためしに自動車道の左側を通ってみることにした。
とはいうものの、そう考えてついたのは、道路の右側を歩き始めたときだったので、どう向こうの小道に出ようかと思って、まあ、そのうち渡れるかとなんとなく歩いていた。
すると、見つけた。
自動車道の下に小さなトンネル。
ぎりぎり軽車両が潜れるかどうかというトンネル。
どこにでもある、でも、全く同じものはどこにもないようなそんなトンネル。
僕はなんとなく無性に入ってみたくなった。
誰もいないし、何があるわけではないがトンネルまで走って行った。
少し行きを切らした僕は、息も整えずそのままトンネルに飛び込んだ。
不思議な空間だった。
コンクリートに囲まれたひんやりとした雰囲気に、日の傾きによってたまに入り込んでくる陽の光、その下に生える植物。
トンネルの壁には不良の落書きと長年の傷や軋みが絡み合ってる。
何故か懐かしい気分になった。
子供の頃は、わざわざ家からゲーム機を持ち出しては日中、陽の下では画面が見えないのでこういう場所でこっそりゲームをしていた。
その時の自分はゲームをしたい一心でトンネルに潜り込んでいた。太陽が邪魔で仕方なかった。
そこまで、思い出して、何故、こんなにトンネルに心が惹かれたのかわかった気がした。
おそらく僕はトンネルではなく、トンネルの中の思い出に惹かれたのだろう。
無意識に。
しかし、猛烈に。
思い出はいつだって美しい。
思い出を思う自分の気持ちだけは美しい。
すこしトンネルの中に佇んで、イヤフォンを片耳から外した。
相当な音量で聴いていたので、外に音楽が漏れた。トンネルの中に反響する。
僕は今、こういう音楽が好きらしい。
過去の自分にそう告げてトンネルを後にした。